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どんなときもWi-Fiが無制限プランを終了へ

CMが散々流れていた「どんなときもWi-Fi」を手がけるグッド・ラックが「無制限プラン」を10月31日に終了すると発表しました。事業の採算が合わないことからサービスの継続が難しいと判断したようです。

http://twitter.com/donnatokimowifi/status/1297709290296209408

これまで無制限プランを利用していたユーザーには代替プランへの移行を案内しています。代替プランは、モバイルルーター1台分の契約代金で、大容量通信に対応したホームルーターとモバイルルーターをセットで提供する、というものです。

グッド・ラックは2020年6月に電気通信事業法第1条の「利用者利益の保護」及び第27条の第1号「事実不告知の禁止」に基づく行政指導を総務省から受けています。

どんなときもWi-Fiは原則的に通信容量無制限をアピールしていたにもかかわらず、実際は相当数のユーザーの通信が制限されていたことが明らかになっています。特に一定の基準を超えたユーザーには月間25GBの制限を実施しました。こうした基準を明確にせず、問い合わせにも応じなかったことから、総務省からの行政指導となりました。

そもそも、他の通信事業者から回線を借りているMVNOという立場で、「データ容量無制限」というサービスを提供すること自体、ビジネスモデルとして無理があります。MVNOは接続料という形で、MNOに使った分だけ、支払いをしている身分です。特定のユーザーが膨大な通信を発生させれば、青天井で接続料がかかるわけで、「無制限」でサービスを提供できるわけがないのです。

なぜ、そんなこともわからずにグッド・ラックはサービスを提供しようとしていたのか。モバイルWi-Fiルーターにおいては、他社も「使い放題」をアピールしていますが、早晩、グッド・ラックと似た状況に追い込まれるのではないでしょうか。

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