これまで格安スマホといえば「データ通信は安い」というメリットがあるものの「音声通話はキャリアと変わらない」というのが欠点でした。しかも、キャリアの場合「音声通話かけ放題プラン」が充実しており、月額1700円程度で「どんなに長時間、何回かけても定額」という魅力がありました。
一方、格安スマホの音声プランは「30秒20円」が一般的で、音声通話のかけ放題プランがあっても5分や10分といった制限がありました。また、格安スマホ会社が提供する独自の電話アプリを使わなくてはいけないなどの欠点もありました。仕事などで音声通話を使いまくる人からすると「格安スマホに乗り換えると、音声通話のせいで逆に請求が高くなる可能性がある」として乗り換えに躊躇していた人も多かったことでしょう。
そんななか、格安スマホのパイオニアである日本通信がやってくれました。格安スマホでありながら、音声通話もかけ放題になるプランを投入してきたのです。
「日本通信SIM」は月額2480円で音声通話がかけ放題、データ容量は3GBまでとなっています。仮に3GBを使い切ったとしても、3GB以降は1GBあたり250円と他の格安スマホと比べても、とてもリーズナブルな設定になっています。1GB単位で30GBまで使えるので、自分の必要な量だけ支払えばいいので安心です。
仮に30GB使った場合でも、2480円（3GB含む）＋27GB（1GBあたり250円）＝9230円となります。つまり、キャリアの大容量プランに音声通話かけ放題プランを足した額とあまり変わらなくなります。「音声通話のかけ放題は絶対欲しい」「普段はあまりデータ通信はしない。けど、時々、大容量を使うことがあるかもしれない」という人には最適なプランと言えるでしょう。
日本通信では「合理的なプラン」と言っていますが、まさに「合理的」という言葉がぴったりかもしれません。
