キャリア

楽天モバイルはこんな人におすすめです

三木谷浩史社長兼会長

2020年4月から楽天モバイルが携帯電話サービスを本格化しました。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く「第4のキャリア」として新規参入したことになります。

最近では女優の米倉涼子さんを起用したテレビCMを見かける機会が増えました。

「日本のスマホ代は高過ぎる! 楽天モバイル UNLIMIT 2.0なら月2980円。全国どこでも電話と通話が使い放題」というCMに「楽天モバイルに乗り換えてみようかな」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

大手3社が1万円近い料金プランが当たり前の中、破格とも言える月額2980円とは驚きです。でも、本当に月額2980円でちゃんと使えるものなのでしょうか。「安かろう、悪かろう」だったりしないのでしょうか。

達人は実際に楽天モバイルの通信サービスを開始当初から使い続けていますが「意外と使える」というのが本音です。楽天モバイルは新規参入事業者として、全国でイチから基地局と呼ばれるアンテナを設置しています。当初、イチから建設することは「無謀なチャレンジ」と言われていましたが、東京23区などでは結構、ちゃんとつながります。

一方、地方や地下鉄、地下街など、楽天モバイルがすぐに基地局を建設できないところはKDDIと提携しているので、auのネットワークにつながるようになっています。そのため、地方都市などでも安定して通信することが可能です。

ただし、auネットワークにつながる際は月5GBまでしか使えないという制限があります。この5GBを超えたときは通信速度が1Mbpsに落ちるので注意が必要です(ちなみに楽天モバイルのエリアなら数十Mbpsで通信が可能)。

都内に在住の方なら迷うことなく楽天モバイルデビューしても問題ないでしょう。一方、楽天モバイルのエリアではない場所に住んでいる人は、まともにつかえるのが5GBしかないため、今のところかなり注意が必要です。

楽天モバイルが基地局を建てたエリアなら、月に何十GB使おうと月額2980円で収まります。また、現在、キャンペーン中で、先着300万名なら1年間無料で使えたりします。2020年8月現在、100万件の申し込みがあったようで、まだ300万までには余裕がありそうです。

先日、楽天の三木谷浩社長から「基地局の計画を5年間、前倒す」という宣言がありました。これにより、2021年夏には、全国で楽天モバイルの基地局が設置される見込みです。auのネットワークに繋がることなく、楽天モバイルのネットワークが使える場所が一気に増えるということで、まさに「データ使い放題」の利便性が大幅に増すことになりそうです。

実際、「自分の自宅は楽天モバイルのエリアかどうか」というのが不明な人も多いと思います。とりあえず、1年間は無料なので、お試して契約してみるというのがいいでしょう。ただし、普段、メインで使っている回線をMNPで楽天モバイルに変えてしまうのはオススメしません。勤務先や学校、勤務ルートや通学ルートもきちんと楽天モバイルが繋がるかをしっかりと確かめた方が無難です。

自分の行動範囲が全て楽天モバイルで問題ないと確認してからメインの回線を切り替えても遅くありません。

楽天モバイルの全国展開が完了するのが2021年夏ですから、それまで無料キャンペーンでお試し的に使い、2021年夏以降に「本格的に乗り換える」もしくは「無料期間終了後に解約する」という選択をすればいいと思います。楽天モバイルは余計な縛りもなく、解約料も無料なので、「使えない」と判断したら、とっとと解約すればいいのです。

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